polax416’s diary

学校ソーシャルワーカーやってます

発達の偏りとアレルギー

近年、アレルギー体質の人が増え続けているとニュースで聞いたことがあります。今ならまさに花粉症がその代表とも言えますね。あとは、ハウスダストアレルギーやアトピー、喘息など。

 私自身、ここ数年で花粉症が発症し年々酷くなっています(><)鼻詰まりが酷くて食事もおいしく感じられなかったり、頭が重かったり、においもわからなくなったり、息苦しくて口呼吸になり喉が痛んだり・・・。とめどなく流れ出る鼻水にも、もうウンザリ!・・・なのでもちろん薬を飲むんですけど、眠くて頭もぼーっとするし、とにかく早くこの時期から解放されたいと願うばかりです。

で、苦し紛れにアレルギーについてネットで検索したら、とあるクリニックのブログにたどり着きました。そこでは、アレルギーという疾患は、代謝機能不全や毒物の蓄積が原因であること。そして、発達障害自閉症スペクトラム障害ADHD)や起立性調節障害の方々は、おもに喘息やアトピーハウスダストアレルギーなどを持っている確率がかなり高いと書いてありました(花粉症は国民病レベルのため除外)。確かに、私自身仕事の性質上、発達障害及びグレーゾーンのお子さん、または昼夜逆転気味(起立性調節障害のような症状あり)の不登校児と関わる機会が多いのですが、保護者の方に聞くと何らかのアレルギーやアトピー、喘息を持っていることが非常に多いと常々感じています。それで、そのクリニックのブログには、自閉症ADHDの原因と改善方法が、喘息やアレルギー等と似ていると書いてありました。つまり、自閉症スペクトラム障害ADHDは、精神疾患というカテゴリーではなく、身体的害(’毒性物質、ウィルス、未消化のたんぱく質、炎症、自己免疫)が脳に及ぶこと(攻撃すること)である、とも言っているのです。特に繊細な子供の消化管、免疫システムを直撃するのだそうです(だから子供に症状が顕著に現れやすい)。

 現代は、水や大気汚染、栄養状態の悪化(不健康な食事スタイルの増加や海洋汚染による生き物への悪影響)、予防接種の増加、解毒機能の低下(長い間に蓄積され続けた毒物が解毒機能を下げていく)といった身体的害の要素がてんこもりだとの指摘がそのブログ内でありました。ですので、それに伴う疾患やアレルギー、そして発達の偏りとして現代に生きている人たちに発現してくるのも当然の成り行きなのでしょう。

でも、逆に考えてみると、もしかしたら生まれつきの脳の発達の偏り自体は少ないのかもしれません。まあ代謝機能が生まれつき低い人、というのは存在すると思いますが。

じゃあどうすればいいのか。

 

代謝機能を上げる栄養をたくさん摂るとか、体を冷やさないようにするとか、適度な運動で血流を上げるとか、年齢にあった睡眠時間をしっかり確保するとか、結局はそういう生活習慣がやはり大事なんだなと思うわけです。それから部屋や水回りも適度に清潔に保ち、カビや埃、ダニなんかから身を守ることも大事ですよね。ちなみに食事から適量を摂るのが難しい栄養なんかはサプリメントでも補えますね。⇒オメガ3、ビタミンD3、ホスファチジルコリン、食物繊維、マグネシウム等々

 

ただ、子育ては思い通りにならないこともしばしば。偏食の子もいるし運動嫌いの子もいる。寝つきの悪い子、上着を着たがらない子、そもそも服の肌触りに敏感でこだわりの強い子もいる。思い通りにならないと激しい癇癪を起す子もいるし、親のほうがクタクタになって結局子供の言うとおりにしてしまうこともあるでしょう。そうして悪循環が出来上がってしまうわけですね。かくいう私も少し覚えがあります。

 

ただ、どんな時でも遅すぎるということはありません。子供がある程度聞き分けが良くなってから、あるいは親にゆとりが生まれて子供と真正面から向き合うことができるようになってからでも大丈夫です。気づいて実践しようと思い立ったときがチャンスですね。まずは身体的害を少しでも減らすべく生活習慣を見直してみることが大事だと思います。

 

次回は、子供の発達に大切な心理的働きかけについて書こうと思います。