近年のアメリカの疫学研究において、妊婦のウィルス感染が、子孫の神経発達に悪影響を及ぼす結果と関連している、ということが報告されているようです。
ウィルス、とはインフルエンザとかコロナとか他様々な感染症のことですね。
そして神経発達への悪影響、とは…
自閉症スペクトラム障害、統合失調症、脳性麻痺、認知機能障害、双極性障害、不安障害、うつ病などなど、のことです。
怖いですよね…!
自身の体調についての怖さももちろんですが、子への影響を考えると、できるなら軽いものでも感染したくないです。乳幼児だってまだ抵抗力が未熟なので、できるだけ守りたい。だから予防接種というものが根付いたのでしょうし、様々な予防法とかも情報として巷に溢れていますよね。
ただ、外ではどこから貰ってくるか予測できないし、感染は事故みたいなものですよね。
なので、ここでは家庭内感染、そして主にお風呂で感染する菌について書いてみようと思います。
お風呂でうつる最も危険な菌といえば…「レジオネラ菌」です。
レジオネラ菌に感染するとレジオネラ症を発症してしまいます。レジオネラ症には劇症型のレジオネラ肺炎と一過性のポンティアック熱の2つの型があるようです。前者は命の危険もあるほどの重症が多く、後者は比較的軽微な症状のようです。
レジオネラで検索すると、過去に死亡例を出した入浴施設のことが出てきたりします。
ちなみに、レジオネラ菌は、自然界に広く存在する細菌のため完全に取り除くことは困難です。もちろん免疫力をつけることが感染症においては何よりも大事な予防法であることに違いないのですが、外的要因での予防も大事です。お風呂場(お湯をこまめに取り換える、清掃)や加湿器使用時(ノズル及びタンクの洗浄、長期間の未使用時は水を抜く)の注意を怠らないようにしましょう。
ちなみに、湯舟でうつらない菌といえば、コロナ、カンジダ他性感染症、白癬菌(水虫菌)、インフルエンザ、HIVなど結構あげられます。ただし、HIV以外は湯舟ではうつらなくとも、直接触れるもの(風呂の椅子、床、足ふきマット、タオルなど)を介してうつる場合があるので気をつけましょう。*HIV感染者の血液が付着したタオル等に触れた場合うつることがあります。
子どもの健全な発育環境のためにも、家はなるべく清潔に保ちたいですね!
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